保育園で楽しくハロウィン!出し物や仮装のアイデアをご紹介

ハロウィンは子どもたちにとって楽しいイベントのひとつとなっています。 ハロウィンのイベントを取り入れる保育園や幼稚園も少なくないでしょう。
この記事では保育園でハロウィンを開催する目的やお祭りを盛り上げる方法について詳しく解説します。 また、ハロウィンを成功させるための出し物や仮装アイデアも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
保育園でハロウィンを行う目的
ハロウィンパーティーは欧米の文化ですが、日本の子どもたちにも人気があります。 保育園でハロウィンを行う目的として、以下に「海外の文化を学ぶ」「友達や先生と交流できる」の2つについて解説します。
海外の文化を学ぶことができる
保育園でハロウィンを行う目的の一つは、子どもたちが海外の文化に触れる機会を提供することです。 ハロウィンはもともとケルト文化に由来し、ヨーロッパやアメリカで広く楽しまれているお祭りです。 子どもたちはハロウィンを通じて、日本以外の文化や風習に興味をもつ機会を得られると考えられます。
また、ハロウィンに使われる言葉や「トリックオアトリート(Trick or Treat!)」といったフレーズを覚えるのは言語習得につながります。 さらに、子どもたちの言語力や好奇心を育むためには、ハロウィンの由来を知れるような絵本を読み聞かせることも効果的です。
友達や先生と仲を深めることができる
ハロウィンパーティーは、子どもたちが友達や先生と仲を深める良い機会です。 仮装の準備を一緒に進める過程やさまざまなゲームで協力し合うことで、子どもたちどうしの絆が強まります。
また、普段とは異なる仮装や装飾のなかで友達と遊ぶのは非常に楽しく、会話も弾むことでしょう。 自然にコミュニケーションが活発になると予想される点もハロウィンの魅力です。
「トリックオアトリート」と言ってお菓子をもらう際に、先生や他の大人と話す機会も増えるため、人間関係を広げる機会にもなります。
保育園でハロウィンを行う際の出し物アイデア
保育園でハロウィンを行う際は、子どもたちが楽しめるような出し物を選んでいきましょう。
以下に、保育園で取り組みやすいアイデアを紹介しますので参考にしてください。
トリックオアトリート!

ハロウィンイベントのなかでも「トリックオアトリート」は子どもたちが待ち望む定番の遊びです。 「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ」という言葉の意味を、子どもたちに伝えながらハロウィンの雰囲気を盛り上げていきましょう。
【準備物】
- 仮装用の手作り衣装
- 飴やチョコレートなど(個装のお菓子が望ましい)
【遊び方】
- 子どもたちに「『トリックオアトリート!』という魔法の言葉をいえばお菓子がもらえるよ」と説明します
- お菓子を渡す役の先生に向かって、「トリックオアトリート!」と元気に伝えます
- 上手に言えた場合は、キャンディやチョコレートなどのお菓子をもらいます
この遊びはハロウィンを楽しく体験するだけでなく、仮装やお菓子のやり取りを通じて子どもたちにコミュニケーションの楽しさを感じてもらう機会です。 アレルギーに配慮しつつ、思い出に残るハロウィンを演出しましょう。
箱の中身はなんだろな?ミステリーゲーム

ミステリーゲームでは、子どもたちが箱の中に隠されたアイテムを手触りだけで当てていきます。 ハロウィンらしい不思議なものや、少しドキドキするアイテムを用意すれば、さらに盛り上がることでしょう。
【準備物】
- 段ボール (手を入れるための穴を空けておく)
- 箱をデコレーションするための材料(色紙やステッカーなど)
- 隠すためのアイテム(ハロウィンをテーマにしたもの)
【遊び方】
- ハロウィンの雰囲気を高めるため、段ボール箱を色紙やステッカーで飾ります
- 保育士さんがハロウィンに関連したアイテムを箱の中に隠します
- 子どもたちが順番に箱の中に手を入れ、触感だけで中身を当ててみます
- わかった子どもは手を挙げ、正解だと思うものの名前を言います
- 一番早く正解した子どもが勝利し、特典や景品をもらいます
ミステリーゲームは、シンプルながらハロウィンならではのアイテムやデコレーションで盛り上がると予想されます。
〇〇探しゲーム

ハロウィンにぴったりの「〇〇探しゲーム」は、保育室内に隠されたハロウィン限定のアイテムをみんなで一斉に探す遊びです。
年齢やクラスの人数に応じてアイテムの数を増やし、制限時間内にたくさん見つけられた子が勝者とする方法も参考になります。
【準備物】
- 探すもの(例: 小さいかぼちゃ、個装の飴、ピンポン玉など)
- ハロウィンにちなんだ景品(お菓子、かぼちゃのステッキ、魔女の帽子など)
【遊び方】
- 保育者が保育室のいろいろな場所にアイテムを隠します
- 子どもたちは「よーい、どん!」の合図で一斉に隠されたものを探します
- 制限時間内にたくさんのアイテムを見つけられた子が勝ちです
保育者が隠すものは実物のほか、画用紙に書いたイラストやカラーボールなどを使えば簡単に準備できます。 特に多く見つけた子にはハロウィンにピッタリの景品を渡すなど、子どもたちが喜ぶ工夫を取り入れましょう。
おばけに変身!ミイラゲーム

「ミイラゲーム」は、ハロウィンの定番で子どもたちが大興奮するアクティビティです。 チームで協力して代表の子をミイラに巻き上げるといったゲームで非常に盛り上がります。
【準備物】
トイレットペーパーまたは包帯(チームの数だけ準備)
【遊び方】
- 3~5人程度で1チームを作り、各チームでミイラ役の代表を1人決めます
- 「よーい、どん!」の合図で、チームメンバーが代表にトイレットペーパーや包帯を巻きつけていきます
- 制限時間内に全身を巻き終わったチームが勝ちです
ミイラゲームを楽しむ際、顔や首に巻かないよう注意が必要です。 体と腕を別々に巻くと動きやすくなるため、アドバイスを添えると良いでしょう。
トイレットペーパーが使えない場合は包帯で代用も可能ですが、巻きすぎないよう注意が必要です。 必ず保育者が近くで見守り、安全に配慮してください。 また、使用後のトイレットペーパーは掃除やクラフトに再利用し、環境への配慮も忘れずに心がけましょう。
保育園でハロウィンを行う際の仮装アイデア
ハロウィンを盛り上げるためには仮装が重要な要素となります。 保育園でハロウィン仮装を準備する際は、クラスで仮装のテーマを決めておくと衣装づくりが円滑に進みます。
予想される仮装のモチーフは以下のとおりです。
- 魔女
- 黒猫
- かぼちゃ
- 蜘蛛
- おばけ
- 蝙蝠
- 狼
- フランケンシュタイン
- がいこつ
- ゾンビ
- ミイラ
- ドラキュラ
上記の「魔女」「かぼちゃ」「おばけ」については準備物や作り方を記載しますのでぜひ参考にしてください。
魔女
魔女の仮装は100均でも販売されていますが、簡単に手作りできます。
まず、黒いポリ袋を使い、リボンを通して首に結んでマントを作ります。 ポリ袋の装飾はシールやマーカーを使って子どもたちが自由にデザインできるようにしましょう。
帽子については黒い画用紙を使い、子どもたちと一緒に円錐型に組み立てます。 シールや色紙、セロファンなどで飾り付けると個性あふれる帽子が作れるでしょう。
ほうきは紙筒や新聞紙を丸めて作成します。 新聞紙の先っぽを切り裂いてほうきの形にし、柄の部分をリボンなどで巻きつければ完成です。
かぼちゃ
かぼちゃモチーフの仮装は、オレンジ色のアイテムを使って手軽に作成可能です。
まず、オレンジ色のカラーポリ袋に、ジャック・オー・ランタンの口や鼻、目を模したシールや紙を貼ります。 上下を折り返してゴムを通すだけでチューブトップが完成します。
さらに、黒いポリ袋で作ったマントを合わせてみましょう。 より本格的なハロウィンスタイルが実現できます。
おばけ
おばけの仮装はとても簡単で、しかも楽しいアイデアです。
シーツや白いポリ袋を頭からかぶり、目や口の部分に穴を開けるだけで可愛いおばけに変身できます。
紙やシールで自由にデコレーションすることでオリジナルのおばけが作れます。 子どもたちは、自分のアイデアを生かしておばけ作りに夢中になることでしょう。
制作の際に保育者は、子どもたちが呼吸しやすいように大きめの穴を開け、安全面にも配慮するよう心がけてください。
子供が楽しむためのポイント

子どもたちがハロウィンを楽しむためには、ハロウィンモチーフのゲームや装飾が効果的です。 かぼちゃやおばけを使ったゲームや園内をハロウィン風に飾ることで、非日常的な空間が子どもたちのワクワク感を引き立てます。
さらに「トリックオアトリート」のために普段と少し違うお菓子を用意し、全員が平等に楽しめるように配慮しましょう。 また、ハロウィンのかぼちゃやおばけを怖がる子どもには、可愛らしいデザインやカラフルな色使いを取り入れるなど、安心して楽しめる工夫も大切です。
まとめ
保育園でのハロウィンは子どもたちが海外の文化を学び、友達や先生との絆を深める貴重な機会です。 楽しい仮装や「トリックオアトリート」といった遊びを通じて、非日常の体験を味わいながら、コミュニケーションの力も育みます。
また、ミイラゲームや宝探しなどシンプルながらも盛り上がる出し物が満載です。 安全面やアレルギー対策にも気を配りながら、みんなで楽しく、思い出に残るハロウィンイベントを開催しましょう。