こどもと一緒に楽しむ!保育で活かせる手作り人形製作のヒント

何事にも好奇心いっぱいのこどもたちに、「成長にあわせたおもちゃを用意したい」と考える保護者や保育士も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、身近な素材で作る手作り人形です。
手作り人形はこどもの興味を惹きやすいだけでなく、アイデア次第で製作から遊びまで年齢問わず楽しめます。
この記事では、0歳から楽しめる簡単でかわいい人形の作り方をご紹介します。
ちょっとした空き時間にこどもと一緒に作れるので、ぜひ保育に取り入れる際の参考にしてみください。
人形の作り方
人形の作り方はいくつかあるものの、今回は口がパクパク動く紙コップ人形の作り方を紹介します。
所要時間や必要な材料もあわせて確認していきましょう。
時間の目安
紙コップ人形を作るのに必要な時間は、20分〜1時間程度です。
ただし、所要時間はこどもの年齢や使用する素材などによって変わることがあります。
製作する際は、年齢に応じて工程や構造を調整すると良いでしょう。

用意しておく道具・材料
こどもと一緒に紙コップで人形を作る際に、必要なものは以下の7つです。
- 紙コップ
- 色画用紙
- 折り紙
- シール
- ペン
- ハサミ
- のり
いずれも、道具や材料は100均やホームセンターなどで購入できます。
使用する紙コップの大きさは、作りたい人形のイメージにあわせて変更すると良いでしょう。
人形製作の手順
紙コップ人形は、材料と道具をそろえれば簡単に製作できます。
ここからは、一般的なサイズの紙コップを使った人形の作り方を紹介します。
【紙コップ人形の作り方】
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ハサミで紙コップの両端を縦に切り、紙コップの底を中心に半分に折る。こどもがハサミを使う場合は、必ず大人がそばで見守りましょう。
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トラやカエルなど、作りたい動物の顔の形になるように紙コップを切る。
切り終わったら、紙コップに折り紙や色画用紙を貼ったり、マジックやクレヨンを使ったりして好きなように顔を描いていく。 -
紙コップの底を口に見立てて、赤の折り紙を丸く切ったものを貼る。
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最後にシールなどでボタンや模様を作ったり、手足をつけたりすれば、紙コップのパクパク人形の出来上がり。
こどもの個性を込めた、世界に1つだけのオリジナル紙コップ人形をぜひ作ってみてください。
人形製作で育まれる力とは
人形製作は、ただ単にものを作る技術を得られるだけでなく、こどもにさまざまなプラスの影響をもたらします。
例えば、こどもがどんな人形にしようか考えることは、想像力や表現力、観察力などを引き出します。手先の器用さの発達や、ものを作ることを通じて問題解決力を学ぶこともできるでしょう。
また、人形を使って「この子に教えてあげよう」「一緒に歯磨きしよう」というように、遊びを取り入れながら、食事のあいさつや歯磨きなど生活の基本を身につけさせることもできます。
年齢や発達段階に合わせた製作のポイント
人形製作は、こどもの「できた」を大切に、年齢や発達段階にあわせて製作しましょう。
例えば1歳は、あらかじめ切っておいた紙コップに丸シールやパーツを貼るだけの作業がおすすめです。
2〜3歳になると手先が少しずつ器用になるため、ハサミやのりなどを使った簡単な作業も楽しめるようになります。動物の顔を作るときには「ここに目を貼ろう」などと声をかけ、こどもが貼り方をイメージしやすいように工夫しましょう。
4〜5歳は、手先の器用さが大きく発達する時期です。自分が思い描いた形に仕上げようとする姿もみられるため、こどもの主体性を尊重し、「できた」という喜びを感じさせてあげましょう。
なお、こどもが安全に楽しめるよう、はさみは安全に配慮したものを選び、道具の管理や誤飲には十分注意してください。
まとめ
紙コップ人形の製作は、遊びを通じて、こどもの感性や創造力などを育むことにつながります。
また、身近な素材を活用できるというコスパの良さもメリットです。
こどもの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、ぜひ挑戦してみてください。
教材カタログでは、幼児教材や知育教材など、遊びを通してこどもの成長を支える商品を取り扱っています。
さまざまな種類のアイテムがあるので、こどもたちの発達や興味関心にあわせてぜひお役立てください。
